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目の色は変化する?
人間の目の色は、目の中の虹彩の色を指します。虹彩とは目の中心の黒い部分(瞳孔)の周囲にある部分のことで、通常、目の色というと虹彩の色のことを言います。
虹彩の色はメラニン量の多寡(多いか少ないか)によって決まります。メラニン量が少ないと、目の色が青くなり、メラニン量が多いと目の色が茶色になります。
虹彩のメラニンの量は、加齢によって減少します。そのため目の色も加齢に伴って変化するように見えることがあります。
目の色は遺伝によって決まる
人間の目の色、特に虹彩の色は遺伝によって決まります。人間の目の色は、虹彩の中に含まれるメラニンの量によって決まりますが、その量の多寡は遺伝子によって左右されます。
具体的には、メラニンの量が比較的少ない人は目の色が青い色になり、メラニンの量が多い人ほど目の色が茶色くなります。
加齢と共に目は変化する
加齢と共に虹彩のメラニンの量は減少します。また虹彩は加齢に伴って縮小し、瞳孔の大きさを調整する力が衰えてきます。このような要因によって、加齢と共に目の色が変化しているように見えることがあります。
目の色が変わると病気の可能性も
目の色の変化は病気が関係していることもあります。
例えば緑内障の場合、眼圧が高くなることで視神経が圧迫され、眼球内に水(房水)が溜まって目の奥が青みがかったように見えます。
白内障の場合には、目の周囲が白く濁ります。このような場合は明らかに目の病気の徴候ですので、専門医の診断を受けるようにしてください。